講演会ポスター




高度制震実験・解析研究センター開所式・記念講演会の報告

平成20年3月26日(水)に「高度制震実験・解析研究センター」の開所式,記念講演会および施設見学会が169名の参加者のもとで開催されました.このセンターは,文部科学省の平成19年度私立大学学術研究高度化推進事業のハイテク・リサーチ・センター整備事業に採択された「制震構造化等の新しい概念による構造物の耐震性能向上プロジェクト」において設置されたものです.
開所式では,主催者挨拶として下山 宏学長からこれまでの名城大学における高度化推進事業の採択実績などが紹介され,研究成果の社会への還元の重要性と共に若手の人材育成に対する要望が述べられました.ついで,来賓挨拶として福本唀士名古屋大学・大阪大学名誉教授から,センターの研究への期待が述べられました.最後にプロジェクト代表者(宇佐美)が,文部科学省に提出した「ハイテク・リサーチ・センター構想調書」に基づき,プロジェクトが推進する研究の内容と新たに整備した施設の概要を説明致しました. 記念講演会では,まず堀 宗朗教授(東京大学地震研究所)から,兵庫県三木市にある世界最大の震動台実験装置E-Defenseで得られる構造物崩壊過程の実験結果を生かす一つの手段として,超大規模数値計算(1億から10億の目標自由度)を使う数値震動台(E-Simulator)の開発についての講演がありました.E-DefenseとE-Simulatorの研究成果の相互補完により,現在より格段に高度で,質の高い防災・減災技術の開発が期待されます.ついで,福和伸夫教授(名古屋大学大学院環境学研究科)の講演では,都市の人口集中による軟弱地盤への都市の拡大と,建物の高層化・密集化,ライフラインへの過度の依存など,効率重視で冗長性(リダンダンシー)の欠如する現代社会の災害に対する脆弱性について述べられ,高機能・高効率な社会の耐震性能を再考することの重要性を豊富なスライドを基に鋭く指摘されました.いずれの講演内容も,本センター設立の趣旨,目標と規模の差はあれ軌を一にするものであり,参考になるところが多い誠に有意義な記念講演でした.
記念講演会終了後,新たに設立された4つの施設(ハイパーフォーマンス・コンピュータシステム,三次元地震波震動台,大型構造実験装置,精密中空ねじりせん断試験装置)のデモ実験等の見学会が4班に分かれ行われ,多数の方が参加されました.
本ホームページには,当日のプログラム,配布資料集(記念講演概要,施設概要,構想調書・プロジェクト調書の抜粋),記念講演およびセンター紹介のパワーポイント,開所式等で撮影した写真集,参加者リスト,およびセンター紹介の新聞記事(朝日新聞社の掲載許可取得済み)を掲載しております.記念講演のパワーポイントは堀教授および福和教授のご好意により掲載するもので,転用する場合は両教授の許可を得られるようお願い申し上げます.
研究プロジェクト代表
建設システム工学科 宇佐美 勉


案内
(敬称略)
第1部 開所式,記念講演会【S-102講義室】
1.主催者挨拶
下山 宏(名城大学学長)
13:30~13:40
2.来賓挨拶
福本唀士(名古屋大学・大阪大学名誉教授)
13:40~13:50
3.センター紹介
宇佐美 勉(センター代表,名城大学教授)
13:50~14:10
        
4.記念講演
(1)超大規模数値計算を使う構造物地震応答解析手法の開発と課題
堀 宗朗 (東京大学地震研究所教授)
14:20~15:10
         
(2)大地震を前に我々の実力を点検し耐震研究の役割を考える
福和伸夫 (名古屋大学大学院環境学研究科・教授)
15:20~16:10
第2部 施設見学
見学場所:
コンピュータ室(4号館 410-3)
構造実験室(4号館 B24)
土質実験室(4号館 B12)
震動台設置室(4号館 129)
第3部 懇親会(招待者のみ)
スカイ・クルーズ(タワー75 15階)
18:15~19:30



配布資料集



センター紹介


講演会写真集

主催者あいさつ 下山 宏 名城大学学長

来賓あいさつ 福本唀士 名古屋大学・大阪大学名誉教授

センター代表あいさつ 宇佐美 勉 名城大学教授

講師 堀 宗朗 東京大学地震研究所教授

講師 福和 伸夫 名古屋大学大学院環境学研究科・教授

福和 伸夫 先生

質疑応答(村田 賢 名城大学教授)

質疑応答(大森 博司 名古屋大学教授)

質疑応答(青木 徹彦 愛知工業大学教授)

実験施設見学(3D振動台実験室)

実験施設見学(大型構造実験室)

実験施設見(ねじり実験室)

実験施設見学(ねじり実験室)

施設見学(コンピュータ室)