第5回定期講演会の報告

平成21年12月9日(月)に、高度制震実験・解析研究センター第5回講演会が学内外から40名の参加のもとで開催されました。
まず、勅使川原正臣教授(名古屋大学大学院都市環境学専攻)から「鉄筋コンクリート造の発展」と題してご講演をいただきました。黎明期から第1~第3世代にわたる鉄筋コンクリート構造の発展の歴史を、将来展望も含めて系統的に解説していただきました。
続いて、野田利弘教授(名古屋大学大学院社会基盤工学専攻)から「砂から中間土や粘土までを対象にした動的・静的を問わない地盤の変形・破壊解析を目指して」と題してご講演をいただきました。砂~中間土~自然粘土の挙動を一貫して評価する弾塑性構成則について解説していただき、地盤に対してその構成則を組み込んだ数値解析事例を紹介していただきました。




講演資料集


講演会写真集

勅使川原正臣教授(名古屋大学大学院環境学研究科都市環境学専攻)
野田利弘教授(名古屋大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻)


第4回定期講演会の報告

9月14日(月)に、高度制震実験・解析研究センター第4回講演会が学内外から40名の参加のもとで開催されました。
まず、竹内徹教授(東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻)から「エネルギー吸収部材による既存不適格建物の耐震改修」と題してご講演をいただきました。履歴型エネルギー吸収部材の特性について概説し、同部材を用いて耐震性能、建物ファサードデザイン、環境負荷低減効果を同時に向上させた手法およびその適用事例について紹介がありました。
続いて、市村強准教授(東京工業大学大学院理工学研究科土木工学専攻)から「計算地震工学--断層から構造物・人間行動までの統合シミュレーションの課題とその可能性--」と題してご講演をいただきました。計算機による数値シミュレーション技術を活用し、地震時の断層破壊過程、地殻内波動伝播、地表近傍の地震動増幅、構造物の応答・人間行動までを統合的にシミュレーションするための課題とその可能性の紹介をしていただきました。
なお、講演内容の論文・パワーポイントは竹内先生と市村先生のご好意により掲載しています。転用する場合は、両先生のご許可を得られるようよろしくお願い申し上げます。




講演資料集


講演会写真集

竹内 徹 先生(東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻)
市村 強 先生(東京工業大学大学院理工学研究科土木工学専攻)
講演会の様子


第3回定期講演会の報告

12月5日(金)に,高度制震実験・解析研究センター第3回講演会が開催されました.今回は (社)地盤工学会中部支部の後援で行い,学外から20名の参加者を含む総勢52名の参加者で実施しました.
第3回講演会は,地盤工学の分野での動的解析についての講演と2008年に東北地方で発生した2つの地震についての報告をしていただきました.
日時:平成20年12月5日(金)16:00~18:00
題目 「地盤の動的挙動に関する解析法と最近の東北における地震に関する話題」
講師 吉田 望 氏(東北学院大学工学部環境土木工学科 教授)
概要 構造物の動的な設計や地盤の挙動の把握のために必要な,地盤の動的挙動に関する基本的な考えから最近の知見について報告されました.特に,土と水の相互作用を考えてBiotの式から展開する連成解析としての液状化解析の支配方程式の詳細と弾性時の連成系の挙動についてお話しされた後,実際に液状解析を行う上で問題点とその回避法について,さらに地盤の液状化解析の分野で使用されている各種の非線形構成モデルについてご講演いただきました.
また,2008年に東北で起こった「岩手・宮城内陸地震」,「岩手県北部の地震」に関しても河道閉塞や土石流などの各種地盤災害の調査結果を中心にご報告いただきました.
なお,講演内容のパワーポイントは吉田先生のご好意により掲載しています。転用する場合は,吉田先生のご許可を得られるようよろしくお願い申し上げます.




講演資料集


講演会写真集

講演の様子
吉田望氏(東北学院大学 教授)


第2回定期講演会の報告

10月29日(水)に,高度制震実験・解析研究センター第2回講演会が学内外から52名の参加のもとで開催されました.
第2回講演会は,近年社会的な問題として浮上している,石油タンクのスロッシング問題に関して最先端の研究をされている消防大学校消防研究センターの座間信作氏と㈱IHIの内海雅彦氏にご講演いただきました.
なお,講演内容の論文・パワーポイントは座間様と内海様のご好意により掲載しています。転用する場合は,両先生のご許可を得られるようよろしくお願い申し上げます.




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座間信作 氏(消防庁消防大学校消防研究センター地震等災害研究室長)
内海雅彦 氏(㈱IHI技術開発本部基盤技術研究所機械要素研究部部長)


第1回定期講演会の報告

7月29日(火)に,高度制震実験・解析研究センター第1回講演会が学内外から35名の参加のもとで開催されました.
講演会では,まず,河野 進准教授(京都大学大学院工学研究科建築学専攻)から,「鉄筋コンクリート造建築構造物の損傷制御型構造システムの構築」と題して,建物の機能維持・早期復旧を実現するための設計法の開発において適切な制振部材を配してエネルギー消費性能を確保しつつ,プレストレス力で地震後の自己修復性を確保するPC造構造形式を確立することで,地震時の耐震性能を向上させ,かつ地震後の部材損傷を最小限とすることが可能である建物の開発についての講演がありました.続いて,高橋良和准教授(京都大学防災研究所)から,「分散ハイブリッドシミュレーションのためのフレームワーク開発」と題して,分散ハイブリッド実験において異種異質の実験装置を協働させる方法,様々な数値解析ソフトウェアと協働させる方法,安全に遠隔施設と通信する方法,自由・容易に利用・改変できる柔軟なシステム,などを実現するためのフレームワーク開発の内容と,その応用例として日米間分散ハイブリッド実験などについて講演がありました.いずれの講演の後,活発な討議が行なわれ,本センターの関連研究を推進するには大いに参考となり,有意義な講演会でした.
なお,講演のパワーポイントは河野先生と高橋先生のご好意により掲載いたします.転用する場合は,両先生のご許可を得られるようよろしくお願い申し上げます.




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センター代表あいさつ 宇佐美 勉 名城大学教授